DIYブームにより、数多くのお客様よりいただく質問の内の一つに挙げられる
こちらの質問でございます。
住宅のDIYで人気といえばやはりこの二つ(フロアタイル・クッションフロア)ですね。
まず形状や構造の違いの観点から比較させていただきます。
◆フロアタイル(複層ビニル床タイル)
< 断面 >

< 裏面 >

複層とあるように、断面を見てみると複数の層、クリア層・プリント層・基材より成り立ちます。素材は塩化ビニル(PVC)です。厚みは2.5〜3mmのものが多くみられます。
一部2mm厚の商品もございます。
タイル状なので並べて敷いて施工します。また持ち運びも手軽にでき、意匠性に優れる為リアルさを追求される方におすすめです。
また耐久性にも優れる為、土足にも対応しています。
置き敷きタイプ(OAフロアなど、ピールアップ工法での施工が必要な場所)や、置くだけのタイプのものもあります。
◆クッションフロア(複層ビニル床シート)
< 断面 >

< 裏面 >

こちら複数の層より成り立ち、クリア層・プリント層・クッション層に分かれております。
フロアタイルと同じく塩化ビニル素材です。クッションフロアは大きく住宅用・店舗用の2つに分かれており、住宅用には機能性(防滑性・表面強化・衝撃吸収など)のものがあります。そのため厚さは、住宅用1.8mm(機能性は2mm〜3.5mm)、店舗用は2.3mmと幅広いです。
182cm幅のシート状なので施工の際は少し扱いづらく感じてしまうことがございます。
どちらの商品もはさみやカッターなどで加工ができるので、業者に頼まずご自身で施工される方が最近は多くお声をいただきます。
ただ、一つ注意点がございます。
素材の塩化ビニルは温度差による伸縮の可能性がございますので、接着剤施工がメーカー推奨となっております。
以上「フロアタイルとクッションフロアの違い」のAnswerでございました!
こちらに派生する質問も多く寄せられますので、また別の機会に解答させていただきます。